分からないことは何か?
教えるということは、相手が分からないことを知ることから始まります。
人に教えるということは、
相手の理解していない事が分かるようになることが大事であって、
教える側の自己満足で教えることではありません。
顔に書いてある?
日本人は人の顔色を伺うことが得意なはず。
にも関わらず、いざ立場が逆転して教える立場になると、
優位に感じるのか、自己満足に知識をひけらかす傾向になりますが、
その話は今、相手が知りたい内容でしょうか?
相手が何を理解していないのかを紐解いていく方法を考えてみましょう。
まず顔色を見る。
分からない時は、目が下落ちがちですし、
首を傾げたり、全然話を聞いてない態度になるはずです。
「話を聞け!」と言う前に、
もしかして理解していないのでは?とあなたの話を思い返してみて。
つまらなそうにしているはずです、
それは、理解していないという証拠です。
相手主体に
次に、相手にも話や質問をさせることです。
あなたが一方的に説明しているばかりでは、
相手が理解したのかしていないのかなんて分かるはずがありません。
また「理解した?」とか「分かった?」と言うような質問もダメです。
答えがはい・いいえだけでは、本質的には見えてきません。
次に、理解したことを相手に話てもらいましょう。
アウトプットすることで、頭の中だけにあった理解が整理されて、
何が分かって何が分かっていないのかが見えてきます。
相手に話してもらう時は、
横から話を遮らないようにすることが大事です。
この時に、分かっている部分と分かっていない
部分があることを注意深く観察しましょう。
頭ごなしに「分かっていない」と言い切るには時期尚早。
パーツパーツでは分かっているはずなのです。
うまくリンクされていないとか、あなたの説明が不足しているとか、
なんらかの糸口を見つけていきましょう。
一人よがりで話をしてしまいがちな人、
よかれと思ってたくさん話をしてしまいがちな人、
一呼吸おいて相手の態度や学ぶ姿勢を俯瞰的にみてみて、
きっとどこかで何等かサインを出しているはずです。
中には態度は良好、話もしっかりきいているように見える。
しかし実際には教えたことの半分の理解していない生徒さんもいます。
それは、相手にアウトプットさせてないから気づかなかったということです。
うなずくだけは誰でもできます。
相手の態度・言動を見て理解したのかしていないのかは察知することができますので、
決してワンマンショーになって独りよがりな講義をしないことです。
特に語学が実践あるのみ。
たくさん使って話していかないと学びや気づきはありません。
文法を教えてたくなりがちですが、文法は最低限で、
相手にたくさん話させて、間違っている言葉使いをしたら正す。
それを繰り返していくことで上達も早くなりますよ。