生徒を見下すのはNG

見下しはのちに自分へ


どの世界にも人を見下す人はいます。
その中でも教師は自分が偉いと勘違いをして教壇に立っている人も多くいます。

人に教えるという行為で、自分が優位に立っている、
教えてあげているという感じがするのでしょう。

しかし、そのスタイルでやっていても、
本人は気持ちが良いですが、
教師の成果としては全くあがらないですし、
生徒からも信頼も直に損なわれてきます。

こんな人は危険

見下す人の特徴として、「分かって当然」、
「なんでこれが分からないのか」、
「分からないということが分からない」などと言ったり、
態度に示します。

あまりに行き過ぎると怒る、怒鳴るなどのストレスのはけ口とします。
上から目線で物事を発する人は、少し立ち止まって考えてみて。

あなただって、最初は知らなかったはずです。
ただ、毎日繰り返して色々な生徒に教えているから、慣れているだけです。
初心に立ち返ってみることで、見えてきませんか?

生徒を見下すような発言や態度を繰り返すと、いずれ痛い目を見ることになります。

外国人は勉強熱心

日本語教師の場合、生徒は日本語が通じないことの方が多く、
教えてもすれ違いが起きるなんてことは日常茶飯事です。

日本語同士だってうまく通じ合わないことが多いのですから、
母国語が異なるとなおさらです。

だからいって、生徒の頭が悪いと思ってしまうのは筋違いです。

相手と向き合って丁寧に教えたらそれだけの見返りは必ずあります。

また、諸外国(特にアジア人)の人は勉強熱心です。
ましてや、覚えなくても良い日本語を
マスターしようとするぐらいの好奇心旺盛な人なので、
とても勉強熱心です。

それにつけこむかのように、
教師が偉そうな態度を取って生徒を見下すと日本人の品格まで問われます。

日本語を学びたい人は世代も幅広く、社会人経験もある方も多いので、
もしかすると新米教師よりもこはるかに色々な知識を知っていることだってあるのです。

ただ日本語を知らないだけ。
その生徒に対してこ見下すのは視野がとっても狭く、自分に自信がない証拠です。
対等な立場で、1人1人向き合っていけたらいいですね。

日本語教師の講義内の狭い範囲だけでその生徒を見下してしまうと、
それは全部自分に返ってきますよ。

何度も何度も教えても全然理解してくれなかったり、
説明している言葉がうまく伝わらずにイライラしてしまうこともあるかもしれません。

しかし、そんな時こそ、初心にかえってみて、
自分が教えてもらった時はどうだったかとか。

もっとわかりやすい資料はないかなど、
改善の余地のきっかけと考えましょう。

お互いwinwinの関係が築けると、生徒のやる気も上がり、それが成果へとつながります。
生徒を見下さずに対等を意識してお友達感覚でも十分なぐらいです。