日本語教師に国家資格はない

国家資格が日本語教師になるために必要か

国家資格が日本語教師になるためには必要なのでしょうか?
日本語教師になるためには、医師、教師、
弁護士などのような国家資格は必要ではありません。

つまり、資格がないと日本語教師になれないと
言うようなことではありません。
しかしながら、一般的には資格によって
実務上の指導技術や知識が判断されます。

そのため、資格を取得していない場合には、
指導技術や知識も乏しいと判断される場合が多く、
資格は日本語教師になるためには必要でしょう。

日本語教師の資格を取得するためには、
大学において日本語教育課程を修了していること、
日本語教育能力検定試験に合格していること、
420時間コースの日本語教師養成講座を修了していること、
のうちいずれかを満足することが必要になります。

近年、420時間コースの日本語教師養成講座を修了していることは、
4年生の大学を卒業してないと
資格が取得できないと言われる場合が多くなってきています。

そのため、高校を卒業した人や専門学校や短大を卒業した人は、
日本語教師になれないというようなイメージを持たれる場合があります。

しかしながら、このことは、国内に限定すること、
日本語教育能力検定試験に合格すると問題ないこと、
短大を卒業した人は実務経験が2年間あると
資格が取得できることなどが省略されたものになっています。

日本語教師になる道が幾分狭くはなってきますが、
限りなくチャンスはあります。

日本語学校の講座

日本語学校では、420時間コースの日本語教師養成講座と、
日本語教育能力検定試験のための講座を実施しています。
この講座の特徴についてご紹介しましょう。

1月、4月、7月、10月が受講開始の一般的な時期です。
しかしながら、随時開始時期は可能であるため、相談することができます。

420時間コースの場合は、基礎理論から教育実習、
そして教育実習になります。

基礎理論と教育実習を併行して受講することは、
特別なことがない限り指導する効果が無くなるため
おすすめではありません。

また、時間帯、曜日の選択が自由にできるようになっています。

受講している期間中に、やむを得ず休む場合には、
DVD補講、他校での受講、振替受講、
3カ月後の受講のいずれかを選ぶことができるため、
非常に忙しい場合でも修了ができます。

DVD補講の場合は、貸し出しを1週間して、
レジュメを確認すると出席扱いになります。

振替受講の場合は、別の時間帯・曜日、
別の校舎で受講することができます。

授業の全ては基本的に12名制で行っています。
数十名の授業の場合には即戦力が十分にマスターできません。

また、別の人の授業を見るのみの演習や通信講座などでは、
実技は絶対にマスターできません。

練習を何度も繰り返すことによって、
即戦力が始めてマスターできるのです。