カナダと日本語教育
ここではカナダでの日本語教育環境や日本語教師についてみていきます。
カナダで日本語を学習している人は
世界の国の中で10位で3万人ほどの人が学習をしています。
その大半は日本語教師海外派遣プログラムなどで日本語教師アシスタント、
ボランティアなどが派遣されている小中高校の生徒が大半です。
カナダは多種多様な人種がいるとされている国で人種のモザイクとも言われていますが
たくさんの人種が温和に平和な暮らしをしている国なので、
とても温厚で国民性は親日ですし日本人もなじみやすい国です。
英語圏における日本語教師派遣国の人気でも3位には行っているほどです。
カナダは公用語は英語とフランス語で語学を身につける場合は英語とフランス語になり、
第三の外国語教育はそれほど力は入れていません。
日本語を選ぶという選択肢もあるのですがカナダは香港、
中国からも多くの移民が受け入れられているという時代背景もあり、
中国語を選ぶ人も多いのが現状ですのでなかなか日本語を選ぶ生徒が少ないのです。
日本の文化とカナダ
カナダは日本の文化に触れたことをきっかけにして、
日本に興味を持っている若者が多いことは事実です。
中でも日本に親近感を持っている人が多い
西部のブリティッシュコロンビア州にはカナダで
日本語学習人口の半数がここに終結している傾向にあります。
カナダの東部は西部と比較すると日本語教育はそれほど盛んには行われていません。
予算も削減されている傾向にありますし、
日本語よりスペイン語や中国語を選ぶ生徒が多いのです。
カナダで日本語教育が盛んに行われていたのは
1980年代から2005年までがピークとされており今は中国語が重要視されています。
日本語クラスを廃止している学校もとても増えているのが現状です。
カナダで日本語教師として働くのはかなり難しいかもしれません。
ですから日本語教師アシスタントとして
ボランティアで参加している人は多いのは特徴です。
しかしこの場合はあくまでもボランティアになりますので給料は発生しませんし、
カナダで日本語教師として
生計を立てたいと思っている人には向かない方法でしょう。
それでも日本語教師を目指したいという人は一度応募してみてもいいですが
なかなか求人がないというのが現状です。
求人を探すのが一苦労ですしもし見つかったとしても
それだけで生活をしていけるということは絶対にありません。
日本語教師になるためにはTOEIC700点以上は必要ですので、
カナダで日本語教師として活躍するにはかなり厳しいでしょう。