フランスと日本語教育
ここではフランスにおける日本語教育の現場や就職先、
求人についてみてみたいと思います。
フランスでの日本語教育はないわけではありませんが、
ほかの国に比べるとあまり需要は高いものではありません。
そしてそもそも滞在許可はもちろん、
日本語教師として政府が許可されていることがないので、
なかなか教える職業としてフランスで働くのは難しいのです。
私設語学学校で日本語を教えるということも可能ですが、
その場合の手取りが400ユーロ程度なので
もちろん1つの施設だけでは食べていくことが出来ませんので、
掛け持ちを何校かしてやっと生計を立てている人もいます。
フランスで日本語教師として生計を立てるのはかなり難しいでしょう。
フランス人と結婚をしたので何か仕事をしたいとして
パートやボランティア感覚でフランス人に
日本語を教える日本語教師になるのならわかりますがフランスで、
日本語教師だけをして食べていこうというのはかなり難しいことです。
日本語教師を現地でしている人の大半が
やはりフランス人の配偶者がいて労働許可をもらっている人や
学校の掛け持ちをしている人が大半です。
フランス国籍を持っていないと一年契約をした上で更新をすることになりますので、
雇用としては決して安心しているとはいえないのです。
日本語教育の厳しさ
日本語教師の資格を持ってフランスの学校で日本語の先生をしている人でも、
仕事を見つけるのに苦労をしている人が多いのが現状です。
そしてここ最近フランスにおいて日本語教育が縮小されている傾向にあるのです。
そうなると一番に必要がなくなるのがん本陣教師ですので、
日本語の授業を完全になくなったわけではない場合でも
フランス人教師が教えるので日本人教師はお払い箱になることもあります。
語学学校でもフランスで日本人教師を募集することがありますが、
時給ですしそれはとても安いことが多いでしょう。
場合によっては1時間の時給が15ユーロ、
20ユーロくらいしかもらえないこともありますから、
これだけで食べていくというのは絶対に無理な次元です。
フランスで日本語教育そのものが需要がないこともあり、
日本語教師の需要もそれに伴い少なくなっているのが特徴です。
ほとんど求人も見かけることがなく、
1年に一度出ていればいいほうだとのことですからフランス語で
日本語教師を目指すというのはよほどのことがない限りは
かなり仕事をするまでに厳しい道のりが待っているといってもいいでしょう。
わざわざフランスでという人はいないのです。