日本語教育能力検定試験とは
日本語教育能力検定試験というのは、
日本語の教育を行うプロとして基礎的なレベルに達しているか
どうかということを検定するものです。
対象の人が日本語の教師になるということで学習している人、
教育に日本語の教師として携わっている人で、
日本語の教育を行うために基礎的なレベルに体系的な知識が到達しているか、
このような知識を状況によって関連付けて
いろいろなシーンに対応することができる能力に到達しているかを
検定することが日本語教育能力検定試験の目的です。
公的試験や国家試験ということでは日本語教育能力検定試験はありませんが、
この試験に受かった人は日本語教師としての資格を有している人見なされます。
1986年からスタートして、
試験が行われているところは国内において7つの地域があります。
年に1回、毎年10月の第3日曜日あるいは第4日曜日に行われています。
2011年においては、応募した人は7,034人、
受験した人は5,732人、合格した人1,527人で、26.6%の合格率でした。
具体的な試験内容
具体的な試験内容についてご紹介しましょう。
試験の構成としては、試験Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの三部になっています。
一日で試験は行われ、午前中に試験Ⅰが行われ、
午後から試験Ⅱ・Ⅲが行われます。
試験Ⅰの時間は90分、配点は100点で、
出題が出題範囲の区分ごとに行われ、
基礎的な分析能力・知識が問われます。
大きな問題が15問あり、全ての問題がマークシート方式になっています。
試験Ⅱの時間は30分、配点は40点で、
聴解など音声についての能力・知識が問われます。
大きな問題が6問あり、
全ての問題がマークシート方式になっています。
解答は音声を聞いて行い、
試験Ⅰ・Ⅲと比較して短い時間ですが高い配点率になっています。
試験Ⅲの時間は120分、配点は100点で、
トータル的な実践力が日本語教師として問われます。
大きな問題が16問あり、
一部記述式とマークシート方式になっています。
覚えている知識を使って、
問題は考えて解答するものが出題されます。
記述式問題は最後の1問で、
高い配点と考えられます。
出願
出願についてご紹介しましょう。
6月下旬~8月上旬が受付期間で、
出願書類が入っている受験案内が、
主な書店で願書を受付している期間中販売されています。
決まった振替払込用紙で受験料を払い込んで、
特定記録郵便で出願書類を送付します。
9月下旬に受験票は送られてきます。
出願は海外からはできないので、
出願を海外に住んでいる人が行う場合は、
国内に住んでいる代理人に代行してもらうことが必要です。
合否結果
合否結果ついてご紹介しましょう。
試験問題は、試験が終った後に持ち帰ることができます。
合格点は発表されていなく、12月中旬に試験結果は送られてきます。
合格証書が合格した人には送られてきます。